キャバクラではお酒に酔ったお客さんも多いですし、親密な接客が売りなのでなにかとトラブルになることも少なくないですよね。
酔っぱらった男の人に大声で怒鳴られたり、暴れたりされるのはとても怖いものですが、やはり大事なお客さんではありますので、なんとか怒りをおさめてもらって、またお店に来てほしいですね。
接客中にクレームを言われたら…まずは落ち着いて慌てないようにしてください。
いざというときに慌てないためにもクレームを言われた時の対処法を今からでも心得ておくといいですよ。
キャバクラ店でよくある2大クレームと、その対処法についてご紹介します。
これは、人気が出れば出るほど発生しやすいクレームです。
せっかくお気に入りのキャバクラ嬢を指名しても、人気のあるキャバクラ嬢は、ほかにも指名が入っているのでなかなか席に来てくれません。
また、先に指名したお客さんにとっても、すぐに離れていってしまわれては良い気はしませんよね。
対処法:このクレームの対処法は、短い時間でもお客さんを満足させられる濃密な接客をすることです。
「ほんとはあなたのところにだけいたいんだけど・・・」という風に甘えてみるのも効果的です。でも、それが毎回通用するかどうかはわかりませんよね。
そこで、もうひとつの手段として、ヘルプの女の子にまかせるという方法もあります。
もちろん人気のキャバクラ嬢にはかなわないかもしれませんが、お待たせすることを謝りながら一生懸命接客してくれたら悪い気はしませんよね。
うまくヘルプしてもらえるように、日頃からほかのキャバクラ嬢とも親密な関係を築くのが自分のためにもなりますね。
ここでいい加減なヘルプをされると、もっと大きなクレームになってしまいます。
特に指名をしていなくても、ついてくれたキャバクラ嬢は一生懸命接客しますよね。それでもなにかちょっとでも気に入らないことがあると、やたらと怒鳴り散らす男の人もいるものです。
酒癖の悪い人ならなおさら、謝っても許してくれなくて、女の子は泣きたくなってしまうかもしれません。
対処法:ここでやってはいけないことは、お客さんを一方的に悪者にすることです。気の弱い女の子だと、怒鳴られただけで泣き出してしまうかもしれません。しかし、そうなると大の男が女の子を泣かせている、とても気まずい場面になってしまいます。
お客さんはほかの人の目もあって、とてももう一度お店に来ようとは思ってくれないでしょう。「泣けば済むと思うな」なんてことを言わせてしまうかもしれません。
そのように事態を悪化させないために、怒鳴られたとしてもうろたえないようにしてください。お酒に酔っているだけで、元々悪い人ではないのです。
ぐっと我慢して謝っていれば、騒ぎを聞きつけたボーイや店長などがきちんと対応してくれます。酔っている人には何を言っても聞き入れてもらえない可能性があります。
ここでは一旦我慢して、落ち着いてからきちんと謝れば、「自分も悪かった」と言ってくれるでしょう。その場はとてもつらいことではありますが、そういった経験を踏まえて、「ああ、また怒鳴ってる」と聞き流せるようになってきます。
自分が悪くないとは思っても、接客業の基本ですから、まずはお客さんの気持ちをさかなでないようにしましょう。
最近は、なんにでもすぐクレームを入れる人が増えてきている風潮にあります。
たとえば、テレビのバラエティが低俗だ、こどもに見せられない、下品だなど。ほかにもこどもを可愛がるあまり、理不尽なクレームを学校に入れるモンスターペアレンツなども話題になりますよね。
身勝手だ、理不尽だとは思っても、クレームをそのままにしていてはさらなる批判につながってしまうので、仕方なくテレビ局は表現をマイルドにした規制だらけのテレビ番組を作ることになり、学校では手をつないでゴールする運動会が行われたりします。
このように、クレームをなんでも受け入れていると、本当に必要なことや、提供したいサービスをつぶしてしまいかねませんが、正当なクレームは聞き入れることで、よりよいサービスやお店づくりに活かすことができます。
ほめられると嬉しいものですが、ほめられているばかりでは、現状に満足してしまい、もっと良くしようという向上心が失われてしまいます。
そういった理由から、クレームを入れてくれるのは、本当はありがたいことなのです。内部の人たちだけでは気づけなかった、改良点や改善点を教えてくれるのですから。
クレームを入れられた後は、きちんと謝ることも大事ですが、「貴重なご意見を頂きましてありがとうございます」という感謝の気持ちを伝えるようにしてみてください。
そして、もう一度来てくれたときに、改善されたサービスを提供することで、そのお客さんだけでなくほかのお客さんにも満足してもらえることになります。
さらに「あそこは良い店だ」と、口コミで広めてもらい、新たな顧客をゲットすることにもつながるのです。