「ノルマが達成できない…」「同伴に誘ってもいつも必ず断られる」
キャバ嬢の多くが一度は悩んでしまう、ノルマやペナルティの問題。
お店の規模やランクによってノルマのレベルは変わりますが、基本的にどのお店にもノルマはあります。
お店の多くはノルマを設定していますが、当然すべての嬢がノルマを達成できるわけではありません。営業活動をどんなに頑張ってもお客様のお財布が固い場合はどうしようもありません。
ノルマが達成できない場合、嬢には「罰金」が課せられます。たとえば一人につき10,000円などのペナルティが発生し、ペナルティの数が増えるほど給与から減額されていきます。
新人さんや、キャバ嬢になって日が浅い方の場合、営業活動がうまくいかずにノルマが達成できないというケースが多いです。
そこで、少しでもノルマを達成するためのポイントを整理してみたいと思います。
同伴はお客さまと一緒に入店する際に使われる言葉ですが、実は裏ワザとして、どこにも寄らずにお客さまと待ち合わせて入店をすることもできます。
この場合は同伴料金だけを支払ってもらえば同伴扱いとしてカウントされます。また、先輩が同伴をした1回分を、同伴の見込みのないキャストに振り分けて、1回分としてカウントするといった方法もあります。
このような裏ワザでノルマを達成することができるということも、念のため記憶しておくと良いかもしれません。
裏ワザに頼らず一つでも多く指名を増やすためには、容姿や外見の美しさ・可愛さはもちろんですが、お客さまを惹きつけておくための努力が必要になります。
相手の話をじっくり聞くもよし、愛嬌をふりまいて可愛がられるもよし、トークをして大いに盛り上がるもよし。要はお客さまに「この子と一緒にいると楽しい」と思ってもらえるように、営業活動を続けていかなければなりません。
営業といえばセールスマンのセールストークを思い浮かべますが、キャバクラの場合は物を売るのではなく、お客さまの心を重視したサービスを売ることになります。
「何かを売りつけて終わり」ではなく、お客さまが何度でも嬢とのコミュニケーションを購入したくなるようなサービスが求められます。
ほとんどのキャバ嬢がメールやLINEなどの連絡ツールを使ってお客さまと連絡を取っています。固定客の数がどんなに多くても、連絡は一人一人違う内容にして、こまめにコミュニケーションを取るようにしましょう。
「恋人じゃないのにこまめに連絡するなんて面倒」と思うかもしれませんが、ノルマを達成したい時だけメールを送ったり、連絡を入れるのはあまりにも都合が良すぎますのでNG。お客さま自身も「都合のいい客と思われている」と傷ついてしまいます。
お客さまは高いお金を払って自分と繋がってくれている相手です。営業連絡とはいえ、お客さまの心を第一に考え、相手を楽しませるような連絡を送りましょう。
ノルマがこなせない時、思い切ってお客さまに「ペナルティが付きそうなので助けてください」とSOSを出すこともできますが、そうしたくない場合は「店前同伴」を提案してみてください。
店前同伴は食事やショッピングをせずに、お店の近く(店前)などでお客さまと嬢が合流してお店に入ることです。お客さまには一定の同伴料金がかかりますが、逆に言うとそれだけで済んでしまい、食事代やショッピングにかけるお金が必要ないので、節約にもなり一石二鳥です。
店前同伴はあまり多用すべきではないと言われていますが、場合によっては店前同伴をせざるを得ないシチュエーションが出てくるかもしれません。
ただし、お客さまと事前によく話し合ったうえで、相手との信頼関係を第一に考えて店前同伴を行うようにしてください。
在籍キャストとして働いていると、常にペナルティやノルマ、お店への貢献度を考えなくてはならないので、嬢にとっては大きなプレッシャーとなります。
そこで、新しい働き方として「派遣キャバクラ」を始めてみるのも一つの方法かもしれません。
派遣キャバクラは文字通り、派遣会社に登録をして、そこから各キャバクラ店に働きに出ていくというシステムです。在籍している女の子のヘルプとして接客をするだけなので、売り上げノルマや同伴のプレッシャーが一切ありません。
派遣キャストは時給制で、同伴やアフターなどの制度も一切適用されません。なので、働いたぶんだけきちんと1ヶ月分のお給料として手にすることができます。
在籍キャストとして頑張っている方で、ノルマを気にしないで働きたい方は、ぜひ派遣という働き方についても検討してみてはいかがでしょうか。