キャバクラのお仕事を続けていると、日中にお仕事をされている一般のお客さまとの付き合いばかりでなく、夜の世界の人たちとの関わりも増えてきます。
そんな夜の世界の中で、密かに誘惑としてキャバ嬢を惹きつけるものたち・・・。
今回はそのような「危険な誘惑」について考えていきたいと思います。
カロリーの高い牛丼やステーキ、あるいはケーキやパフェなどのスイーツメニューは、一日のうちで一番消化活動が低下している時に限って食べたくなる厄介な存在です。
しかし夜のお仕事を続けていると、アフターや付き合いなどでどうしてもカロリーの高いものを食べなければならない状況に出くわします。
もちろん頻度が少なかったり、自分で調節ができれば問題はないのですが、自分から自発的にストレスで暴飲暴食をしたり、モヤモヤした気持ちを紛らわせるために飲み食いするというのはいただけません。
ストレスからお菓子のどか食いをするようになり、目に見えて体重が増えてしまったというキャバ嬢もたまに見かけます。
しかし太ったということはどこかで痩せる努力が求められますので、結果的に「太らなければ良かった」という後悔にもつながります。
また、アルコールがとにかく大好きで、どのお店に入っても絶対お酒を注文する!という方は、外食中や外出中にたっぷりとお酒を引っ掛けないように注意が必要です。
自宅で飲み直したり、朝や昼からお酒で体を慣らそうとするのも健康に良くないので、改めるようにしたいところです。
キャバクラにやってくるお客さまには、同業者であるホストも多いです。同業者ということで、キャバ嬢とはお互いに親しみを感じやすい間柄です。
見た目が良くて話も合う相手だと、いつの間にか知り合いや友達からそれ以上にランクアップしている場合も。一度好意が愛情に変わるとなかなかそこから抜け出せず、相手に遊ばれていたり、お金を貢がされていても気づくことができません。
中には、遊ばれていると気づいていてもお金を貢ぐのがやめられなかったり、自宅で一緒に暮らして彼を養うことに喜びを感じるキャバ嬢もいます。
お金を稼いでいると、自分が稼いでいるから何とかなるという意識に陥りやすいのですが、トラブルを避けるためにも「人は人」ときっちりと線引きをして付き合っていかなくてはなりません。
キャバ嬢になると、誰もが多かれ少なかれ、まとまった額の給与を手にすることになります。
それは決して悪いことではありませんし、頑張った証拠として与えられるものですから、素直に喜んで受け取って良いものです。
しかし、このお金には人を狂わせる力があります。お金が直接誘惑というわけではないのですが、物欲や購買欲など、お金を持っている人にしかできないさまざまな欲求がわいてきて「知らないうちに給料を全部使ってしまった」というケースも少なくありません。
お金を極力使わずに生活し、ある程度庶民的な暮らしにも慣れておかなければ、キャバ嬢らしく好きなものや外見を整えるためにお金をバンバン注ぎ込むようになり、浪費が当たり前になってしまいます。
裏の世界でひそかに流通されている覚せい剤について、「あなたもやらない?」と持ちかけられる場合もあります。
もちろん、持ちかける側も悪い事だと知ってのうえで勧めているはずですから、それに乗るということは、悪い事をしている自覚があってあえてそこに手を出しているという意味になります。
日本では薬物の使用は禁止されており、所持しているだけでもアウトになります。
キャバ嬢はノリの良いお客さま、キャスト仲間、店員、夜の世界でできたお友達などを通じて、薬物を提供してもらう機会があるかもしれませんが、絶対に所持も使用もできないということを念頭に置いておきましょう。
キャバ嬢のお金を目当てに、投資話や独立(自分でお店を持つ)に関する話が持ちかけられる場合もあります。
しかしどんな話にも裏があり、本当は投資をしてもらってお金が得られるからとか、独立をさせてあげる代わりに・・・といった裏の願望や真の狙いが隠されているケースがほとんどです。
うまい儲け話には必ず高いリスクがつきまとっていると考えて、話を聞いても決して相手の口車には乗らないことです。
どうしても相手の言い分が気になる時は、相手が信用に足る人物で、将来性があるのか、投資や独立についてきちんとした知識や情報源を持っているか(場合によっては専門家とのつながりがあるかどうか)を確認してからでも遅くはありません。
いかがでしたか?
キャバクラ業界に長く勤めていると、まさかここで勧められるとは思わなかった!という事態に合う可能性も出てきます。
もちろんその場のノリや勢いだけで話を進めるのはNGですので、冷静にリスクを分析しながら、断わる時はきっぱりと断り、余計なトラブルを持ちこまないように予防線を張っていくことが大切です。