キャバクラ嬢は自分を指名してお店に通ってくれるお客さんがいることによって、自分自身のお給料がアップする仕組みになっているので、お客さんにお店に来てもらうように営業をしています。自分を指名してくれるお客さんがいないキャバクラ嬢は、夜の世界といってもそれほどお給料が上がらずに悩みます。
一度自分を指名して通ってくれるお客さんが見つかったら、その人が長く通ってくれるようにしなくてはいけませんね。お客さんによって通い方は色々で、たまにしか来ないけど一度にたくさんお金を使ってくれるお客さんもいれば、こまめに来てくれるけどワンセット分しかお金を使ってくれないお客さんもいます。
では、どういうお客さんを大事にすることが、キャバ嬢にとっては理想なのでしょうか?
太客というのは、一度の来店でたくさんのお金を使ってくれるお客さんのことです。
月に30万円ぐらい使ってくれればまぁまぁの太客ですし、50万や100万ぐらいになれば、はっきり太客と呼んでもいいでしょう。
お店のワンセット料金によっても太客かどうかの判断基準はかわりますが、いつも自分を指名してくれて、自分の為にお金をたくさん使ってくれているなと感じる人は太客ですね。
太客の反対で、ワンセット客などと呼ぶお客さんもいます。ワンセット客とは、お店が設定しているワンセットの料金のみでお酒を飲むお客さんのことです。たいてい〇〇分〇〇円、という金額設定があります。その時間を超えると追加料金などになりますが、ワンセットでお店を出れば料金は追加になりません。
ワンセットのみの時間と金額で飲むお客さんのことを、ワンセット客と言います。
たまに来る太客も、月に2回のワンセット客も、お店やキャバクラ嬢にとってはお客さんに変わりはありません。でもやはりキャバクラ嬢としては、営業をかけたりする上でお客さんには優先順位を決めるものです。そこで迷ってしまうのが、たまに来る太客か、月に2回のワンセット客か、どちらを優先するのか..というところです。
考えておくべきなのは、どちらのお客さんが自分にとっていい結果をもたらしてくれるか。
キャバクラ嬢も商売ですし、売上が直接自分の収入に関係する以上、より自分にとってメリットがあるお客さんを選びたいものです。
たまに来る太客は、一度で使うお金は大きくても、あまりに頻度が空いて来店するとなれば、利益的には少なくなってしまいます。また頻度が空くとなかなか関係を深めることができず、太客だったはずが次第に来てくれなくなる..という危険性もあります。
ワンセット客だけど、月に2回も来てくれるお客さんに関しては、定期的に来てくれるのでキャバクラ嬢にとっては接客もしやすいですよね。また、コミュニケーションがちゃんととれるので、直接営業もしやすく、今はワンセット客でもそのうち太客になってくれるかもしれません。
どちらも大事にできれば一番いいのですが、どちらを優先するのか考えるのであれば、月に2回来てくれるワンセット客のほうがいいのではないでしょうか。
たまにであっても、とんでもない額を使ってくれる太客もいるので、その場合はまた少し話が変わってきますが..太客のお客さんにも、たまにではなくもっと来てもらえるように、接客ができるといいですね。
どちらかを優先するよりも、どちらも大切にすることがキャバクラ嬢にとっては一番いいですよね。実はやり方次第ではそれも可能なのです。
たまに来る太客のお客さんには、次いつお店に来てくれるか事前に知らせてもらうようにしましょう。事前に連絡をもらっておいて、その日に来ると分かっていればその他のお客さんには自分がお休みである、という連絡をしてしまいます。いつも指名するキャバクラ嬢がいないとなると、お店に来ないお客さんがほとんどです。
お客さんには嘘をついてしまうことになりますが、キャバクラ嬢は嘘も仕事のうち、と言います。もちろんちゃんとバレないようにしなくてはいけません。太客がたまに来るときだけでいいので、それほど頻繁に嘘をつくわけではありませんし、他のお客さんも怪しまずにお休みの日を理解してくれるはずです。
なかなか手が込んだ方法..と思うかもしれませんが、多くのキャバクラ嬢が実施している方法です。
どちらを優先するか..というお話をしましたが、お店に来てくれるお客さんは皆、大事なお客さんです。
接客態度は区別してはいけません。ちゃんと誰にでも同じ態度で接するようにしましょう。
自分一人のせいで、お店の評判が落ちてしまえばお店の売上も悪くなります。
他のキャバクラ嬢にも迷惑をかけてしまうので、自分でお客さんに優先順位をつけながら上手く接して、お客さんに不快な思いをさせないように気を付けて下さいね。