お客さんがタバコを吸う場合、さっとライターを出して火をつける…というのはキャバクラ嬢の接客としては基本となっています。そんな気配りを求めて、お客さんもキャバクラで飲んでくれています。
でも、キャバクラ嬢がお客さんの前でタバコを吸う、という行為はあまりいいものではありません。キャバクラ嬢は接客中タバコを吸ってはいけない、というようなルールを設けているお店もあります。お客さんの前でキャバクラ嬢はタバコを吸わない方がいい、というのはどうしてなのでしょうか?
タバコは今の時代、百害あって一利なしと言われているものです。喫煙人口がとんでもなく多かった時代を経て、今はどうでしょうか?タバコを吸う人はかなり減ってきていると思いませんか?昔は電車内だってタバコが吸えた、なんて話を聞いたことがあるでしょうか。いつでもどこでもタバコが吸える、それが当たり前の世の中だったのです。でも今は、いつでもどこでもタバコが吸えるどころか、決められたところしか吸えない、しかも喫煙できる場所自体が減っている、といった世の中になっています。
飲食店でも終日禁煙とか、ランチタイムは禁煙にしているなど、といった取り組みが行われています。喫煙スペースが設けられ、そこ以外では吸ってはいけないというような環境になっていますよね。これは時代が変わった証拠です。
キャバクラでも、タバコを吸うお客さんはうんと減っています。そのため、お客さんが吸わない=キャバクラ嬢にも吸ってほしくないということになるので、キャバクラ嬢がお客さんの前でタバコを吸うのは好まれません。これはお店の中だけではなく、お店を出た後もお客さんが見ているところでは吸わないようにしたいですね。
自分はタバコを吸うけれど、女性でタバコを吸う人はあまり好きじゃない、という男性も結構多いです。
タバコって吸うと身体中がタバコ臭くなってしまいますし、実は口臭もきつくなるんですよね。タバコを吸っている女性に魅力を感じるという男性はかなり少なく、吸わない女性を求めています。自分が吸っているのに自分勝手…と思うかもしれませんが、キャバクラにくる男性は、理想の女性像を求めています。タバコを吸ったことによって指名を外されてしまうこともあるので、気を付けてください。
キャバクラ嬢として働いている間のタバコについて、どう考えていますか?お客さんが吸ってもいいと言ったから吸う、というキャバクラ嬢も多いですが、よく考えてみてください。他の職業で、仕事中にためらいもなくタバコを吸う仕事があるでしょうか。ファミレスやコンビニの店員さんがタバコを吸っていますか?
接客を仕事とするキャバクラ嬢が、接客をそっちのけでタバコを吸う姿はあまりおすすめできません。自分がタバコを吸っていても気を配れると自信を持っているキャバクラ嬢もいるかもしれませんが、実際はタバコを吸っていると十分な接客ができず、お客さんが不快に感じているかも…と考えてみてください。
お酒を飲んでほしいという要望はあっても、タバコを吸ってほしいという要望はお客さんから出ないはずです。
タバコを吸いたくなったとき、お客さんに聞いて許してもらえばOKと思っているキャバクラ嬢もいるのですが、実はこれもNGです。お客さんは指名をしている女の子に、できるだけ嫌われたくないと思っています。気に入っている人に嫌われたくない、と思う気持ちは誰だって持っていますよね。だから、女の子から吸ってもいいか聞かれたら、断ることができなくて「いいよ」と答えてしまいます。その答えを本気にとらえて吸ってしまわないでくださいね。
自分がタバコを吸う人でも、キャバクラ嬢のタバコはあまり良くないと思っています。それなのに、タバコを吸わない人に許可をとる、というのはどうでしょうか。自分は吸わないということは、ニオイも苦手な人がほとんどです。隣で吸われると気分が悪くなったり、ストレスを感じたりするでしょう。ついOKをしてしまったけど、吸われるのが嫌だなぁ…と次から指名を変えられてしまう可能性だってあります。
タバコを吸う子が苦手という人がほとんどですし、仕事柄接客中に吸うことは許されません。お客さんのことを考えれば、アフターや同伴でも同様ですね。お客さんの前ではタバコを絶対に吸わない、ということを徹底しておくと、自分自身がタバコもやめやすくなりますし、お客さんに不快な思いをさせる心配もないでしょう。
お客さんの前で油断するという行為は、タバコを吸うことももちろんなのですが、タバコ以外でもいろいろあります。
油断しないでいるキャバ嬢こそ、プロと呼べますね。お客さんの前ではタバコを吸いたいという気持ちは捨てて、しっかりとキャバクラ嬢としての仕事を全うする、という目標の為に頑張りましょう。