「キャバクラに入って、しっかり稼ぎたい!」と思う方でも、最初から一つのお店で頑張るというのは意外に大変です。
自分に合っているお店なら良いのですが、万が一合っていなかった場合は、人間関係やノルマなどに悩み、長く勤めるのに大変な労力を使います。
しかし、だからといって辞めるのも簡単にはいかず、お店から「長く続けてほしい」とお願いされ、結局在籍し続ける…という結果になる場合が多いです。
一方、新しい働き方として最近人気を集めているのが「キャバクラ派遣」です。在籍と違っていくつかのメリットがありますが、基本的な働き方が在籍とは違うので、デメリットもあります。
そこで今回は、「派遣のメリットと在籍のデメリット」「派遣のデメリットと在籍のメリット」をそれぞれ紹介していきたいと思います。
まずはキャバクラ派遣のメリットと、在籍のデメリットについて見ていきましょう。
①自由にお店で働ける
派遣会社に一人のキャバ嬢として登録をしておくと、その後面接が不要になり、自由に働くことができます。容姿に自信がある方なら、時給の高い高級店に派遣されたり、お店で高待遇が受けられたりもします。
仕事を決める段階で、事前にお店をチェックしてからお仕事に行けるので安心です。
また、お金が急に必要になった時や、久しぶりにキャバに戻ろうかな?という時、もしくはスケジュールに余裕が持てた時にも、派遣キャバクラなら気軽に始められます。
②固定給で安心して働ける
在籍キャバ嬢は、同じお店で売り上げにひたすら貢献していかなければなりません。
もちろん稼いだ分だけ手元に入るお金も増えていきますが、他の嬢とのお客さんの争奪戦や競争が発生したり、個別にノルマが課せられてくると、働き続けるのが苦しくなってくることもあります。
その点、派遣キャバクラには売り上げノルマが一切ありません。時給は固定制で、3,000円前後から4,000円前後でしっかりとお仕事ができます。
体験入店よりも時給が高く、日払いOKの派遣会社もあるので、在籍よりも精神的に楽というメリットもあります。
③プライベートが確保できる
キャバクラでは、お店によって「同伴DAY」というものが設けられていて、お客さんと同伴しなければ罰金が課せられる場合があります。そこで嬢たちは、お仕事以外のプライベートの時間も使って、お客さんをつなぎとめるためにメールや電話をしなければなりません。
しかし派遣ならノルマやペナルティは一切なし。自分の時間を使ってまでお客さんをつなぎとめておく必要はなく、出勤できる日にヘルプとして入るだけなので、仕事は仕事、プライベートはプライベートとして切り分けてお仕事ができます。
次に、派遣のデメリットと在籍のメリットを見ていきましょう。
①まとまったお金が稼ぎにくい
一日にして十万円以上を稼ぐこともあるキャバクラ嬢。しかし派遣の場合、時給は固定制となり、ノルマ達成によるキャッシュバックなどもありません。指名をいただくこともできないので固定客がつきにくく、基本給が上がらないというデメリットがあります。
しっかりと働ける(確実にお給料がいただける)一方で、一般的な在籍キャバ嬢よりも売り上げが落ちてしまうところが、派遣のデメリットの一つです。
②ヘルプがメインのお仕事
キャバクラといえば、お客さんに指名をいただいて、売れっ子として名前をあげていくイメージがあります。
しかし派遣ではあくまでもヘルプがお仕事のメインになるので、固定客がつきにくく、お客さん一人一人への接客スキルや営業スキルが身につきにくいデメリットがあります。
ヘルプでは、女の子が別のテーブルに呼ばれていった時や、途中で離席した際のつなぎとして接客を行います。あくまでもその間のお仕事になるので、女の子が戻ってきてからは自分の出番を待つだけになります。
お客さんにどうやって指名していただくか?と考えなくて済む一方、キャバ嬢の稼ぎ時に裏方のような役回りをしなければなりません。
第一線で、お客さんにガンガン営業して、スキルアップして…と考えている方は、派遣キャバクラでは少し物足りなく感じるかもしれません。
派遣と在籍にはそれぞれメリットとデメリットがあり、どちらの働き方が向いているか、あらかじめよく考えてからお仕事に入らなければなりません。
しかし、「最初からいきなり本入店&在籍扱いになり、トップクラスの売れっ子を目指そう!」と言われても困ってしまいますし、ノルマや競争の心配がない派遣キャバクラなら、不安なくキャバクラの世界に飛び込むことが出来ます。
まずは、派遣のキャストとして基本的なスキルを磨いていき、その後で特定のお店に本入店(在籍)する方法もあります。
最初からトップクラスを目指すのではなく、いくつか場数を踏んでみてから自分らしい働き方を探っていくのも一つの方法かと思います。