世間では多い職場での男女の出会いですが、普通の職場恋愛と同じように考えてはいけないのが、ボーイとキャバ嬢の店内恋愛です。一緒に働いていて自然と距離が縮まるのは当然ですし、恋愛関係に発展することもあるでしょう。でも、キャバクラではボーイとキャバ嬢の恋愛を禁止しています。
どうしてボーイとキャバ嬢の恋愛は禁止となっているのか、その理由などをご紹介します。
キャバクラにとってお客さんは大事です。お客さんがいないとお店は成り立ちません。もちろんお客さんはお酒を飲みに来る場所なのですが、自分のお気に入りの子がボーイと付き合っている、なんて知ると気分がよくないですよね。しかも自分がお酒を飲むその店内にいる、というのが面白くないでしょう。
また店内の人間関係の問題も発生します。カップルの私情を持ち込んで、店内でケンカを始めてしまう、イチャイチャするなんてことがあったら大変です。一人のボーイを複数のキャバ嬢が取り合い、なんてこともあるかもしれません。
ボーイは出世していくのですが、権限のあるボジションになって、自分の彼女をひいきする、という可能性もあります。そういうつもりはなくても、あの子はボーイと付き合っているからひいきされている、と言われてしまいます。
様々な点から考えて、本来のキャバクラのあるべき姿が揺らいでしまう問題ばかり増やしてしまうので、ボーイとキャバ嬢の恋愛は禁止されています。
恋愛をしていることがお店側にわかれば、罰金というお店が多いです。その罰金の額も相当なもので、100万円、200万円というような額です。
場合によっては、退店というルールが決まっているお店もあります。ほとんどのお店で、ペナルティはとても重く辛いものを設けています。
男女の関係は禁止というだけでは何があるかわかりません。そういったルールで、ボーイとキャバ嬢の恋愛関係を発展させないようにしています。
罰金制度や退店を命じられるというような場合もありますが、それ以外にも対策をして未然に防ごうとするキャバクラが多いです。
同じ職場で働いているとしても、ボーイとキャバクラ嬢の関係は近づけないようになっています。仕事中は指示を出したりするので会話をする必要がありますが、業務に関係ない会話は禁止としていて、仕事中以外は挨拶のみしか交わしてはいけない、というようなルールのキャバクラもあります。
人間はダメだといわれればいわれるほど、何とかしたいという気持ちになります。誰にもばれないようにこっそりする恋愛って、なぜだか燃えるものです。同じ職場で働いていればお互いのいろいろな面を見ますよね。その姿に惹かれあうのも自然です。
色々とお店側は対策をしているのですが、見つからないように恋愛をしているボーイとキャバ嬢も多いのが実情です。とはいっても、契約違反になってしまう恐れがあるので、バレたときのリスクを考えて、恋愛は慎重にしてくださいね。
キャバ嬢がお客さんに対して色恋営業をする、なんて話はよくありますが、実は色恋管理という言葉もあります。これは黒服、いわゆるボーイがキャバ嬢に対しておこなうものです。
キャバクラでは、キャバ嬢に対してペナルティなどを設けているお店がほとんどですね。
ペナルティで管理をしています。遅刻や欠勤などを許していると、お客さんが来てくれなくなりお店の営業にも問題が出てしまいます。そのためにペナルティがあるのですが、それと同じような効果があるのが、色恋管理です。
本来ボーイはお店のキャストの何人かを担当制と管理します。ちゃんと働くようにと相談にのる、キャバ嬢がお客さんから嫌なことをされたらケアをする、というようなものですね。
色恋管理は、キャバ嬢に自分のことを好きにさせて、俺の為に頑って、というような言葉をかけて仕事を頑張ってもらうというような方法です。本来やってはいけないことなのですが、恋愛禁止となっている店内ではキャバ嬢自身も黙っているので、色恋管理をしていることはバレないでしょう。
お店も色恋管理によってキャバ嬢がちゃんと働いてくれるようになるなら、と黙認しているところも多いのが事実です。
ボーイにはさんざんキャバ嬢との恋愛を禁止しているのに、実は経営者や店長、マネージャーの奥さんが元キャバ嬢というパターンは非常に多いのだそうです。ということは、職場恋愛なのでは…なんてことになりますが、それはボーイが口出しをすることはできませんし、既に結婚しているとなれば、誰も責めることはできないですよね。
色恋管理が本気の恋愛になる、なんてことも少なくないので、実際にキャバ嬢と結ばれる人が多いのではないでしょうか。
そうはいっても、ボーイとキャバ嬢の恋愛を認めるわけにはいかないので、やはり恋愛は禁止とされています。