アルバイトや会社員の中にも「派遣」の方がいるように、キャバ嬢の中にも派遣で働くキャバ嬢がいます。
派遣キャバ嬢は、派遣会社に登録した後に、派遣会社が契約しているお店に派遣されて仕事をした後、派遣会社から給料が支払われます。
派遣会社は、お店に1日あたりの働き分を請求し、キャバ嬢に給料を支払った金額の差額になる分が派遣会社の利益になります。
派遣キャバ嬢の主な仕事は、ヘルプです。
指名されたお店のキャバ嬢のお手伝いをする役割と考えておけば良いでしょう。
そのため、お店のキャバ嬢(キャスト)の邪魔をしたり、悪目立ちするような行動はあまり好まれません。あくまでも、キャストがメインであるということを意識することが重要です。体験入店の状態に近い感じかもしれません。
派遣キャバ嬢には、9つのメリットがあります。
1.ノルマがない
派遣キャバ嬢は基本的に「ヘルプ」として働くので、売上のノルマが課されることがありません。もちろん、ノルマが達成できないから給料がマイナスされるということがないため、最初に決められた時給が保証されます。
2.同伴やアフターがない
派遣キャバ嬢は、同じお店で長期間働くことがないため基本的には同伴やアフターがありません。
美味しいものを食べたい人にとっては、もしかしたらデメリットかもしれませんけど。
3.お客さんとの連絡先交換がない
派遣キャバ嬢は、売上のノルマがないため、(その分指名料はもらえませんけど)お客さんとの連絡先を交換する必要がありません。
そのため、仕事がオフの時にはお客さんと連絡を取り合うこともないので、プライベートが守られるというメリットがあります。
4.仕事したい時に働ける
お店に所属しているキャストは、大抵は決まったシフトの中で働くことになりますが、派遣キャバ嬢の場合は、自身の都合に合わせて働くことができます。
そのため、ダブルワークの本業が忙しい時期は「シフトを入れない」といったようなことも可能となります。
5.人間関係に悩まされない
学校や勤め先で一番の悩みのタネとなるのが、人間関係です。
もちろんキャバクラ嬢も例外ではなく、むしろ女性同士ということで、女性特有の仲間意識や派閥、そして嫉妬心といったものが要因となるため、陰湿ないじめのようなトラブルに発展することも考えられます。
嫌がらせの度合いによってはキャストのヘルプにつくのもままならないという、お給料に直結するようなケースもあるようです。
その点派遣キャバ嬢ですと、同じお店で長期間働くこともなく、違うお店、違う環境で過ごすことになるため、良い意味でビジネスライクな人間関係を築くことができます。
6.日払いや週払いが多い
キャバクラのお仕事は、基本的には月給制もしくは週給制です。
(月に2回というお店もあります)
そのため、すぐにお金が必要な場合は店長などに相談して前借りさせてもらうということになるのですが、派遣キャバ嬢の場合は、日払いもしくは週払いなので、「その日にお金がない」という方も安心して働くことができます。
7.出費が少なく済む
キャバ嬢としてお仕事をするためには、メイクやヘアサロンの費用や、ドレスや靴の購入費用といったように、あらかじめ投資する必要があります。
そのため、働き始めたキャバ嬢の中には、「お給料よりも出費の方が多かった」という笑えない状態もあるそうです。
その点、派遣キャバ嬢の場合は、ドレスやヘアメイクも派遣会社の方で用意してもらえるので、出費が少なく済みます。
衣装のレンタルがないお店の場合でも、毎回違うお店で働くことになるため、同じ衣装でもお客さんや他のキャストにもわからないという点もあります。
8.すぐに辞められる
会社に勤めていて退職することになった場合、辞める意思を伝えてから、仕事の引き継ぎのために1ヶ月から半年程度通勤することになるパターンが一般的ですが、キャバ嬢も、「辞めます」と言ってすぐに辞められるわけではありません。
大抵は新しいキャストが見つかるまでお店で働くことになります。
それに、変な辞め方をしてしまうと他のお店でキャバ嬢として働こうと思っても、案外狭い世界のため、悪い評判が広まってしまいお仕事ができなくなるという可能性もあります。
その点、派遣キャバ嬢ですと、もともと登録制なので「辞めます」と言ってからその日のお仕事をこなせば、すぐに辞めることができます。
9.気に入ったお店で働ける
派遣キャバ嬢の場合、毎日が体験入店のような状況なので、気に入ったお店が見つかればすぐに派遣登録を辞めて、お店で直接働くことも可能です。
その一方で、派遣キャバ嬢の方が性に合っているという場合は、派遣会社に頼んで同じお店に派遣を続けてもらうということもできます。
派遣キャバ嬢は、基本的に同じお店に勤務することはないため、人間関係や派閥などに煩わされず、良い意味でのビジネスライクな関係を築くことができます。
売上ノルマや、お客さんへの営業をする必要がないため同伴やアフターもありません。