キャバ嬢のお仕事をしていると、お客さんから必ず聞かれるのが「彼氏いるの?」という質問です。1日のうちに何度も聞かれるので、食傷気味になることもあるかもしれません。
しかし、デキるキャバ嬢はきちんとその都度ベストアンサーを導き出しており、丁寧に対応することで指名につなげています。
キャバ嬢に「彼氏いるの?」と聞いた時に、大抵の場合、「彼氏いないんですよ」と返ってきます。何故かというと、キャバクラは男性に夢を見てもらう場所であり、疑似恋愛を楽しんでもらう場所だからです。
そのため、たとえ彼氏がいても、旦那や子供がいても、「彼氏いないんですよ」と答えてくれます。
1.やってはいけないパターン
「彼氏いないんですよ」と答えるのはどのキャバ嬢も同じですが、やってはいけないパターンも存在します。
それは、「私はモテないので、本当に彼氏がいないんです」というアピールです。
男性の立場からして、そもそもモテないキャバ嬢に対しては食指が動くことはありませんし、ましてや擬似恋愛の対象にもなりません。
合コンならともかく、キャバ嬢からそういったアピールをされても、どうリアクションしてよいのかわからなくなるように思われます。
デキるキャバ嬢になりたいのであれば、「モテない」アピールは、ダメ!ゼッタイ!です。
2.正しい答え方
「彼氏いるの?」に対する正しい答え方は、「彼氏はいない、もし彼氏がいたらキャバクラで働くことはないですよ。だって、○○さんの彼女がキャバクラで働いていたらどう思いますか?嫌じゃありませんか?」です。
そしてその後は、お客さんにすかさず「彼女いますよね?」と質問を返すようにします。
「○○さんは彼女いるんですか?」と聞くのも良いのですが、本当にいなかった場合、相手が困ってしまい会話が止まってしまいます。
「彼女いますよね?」とお客さんに聞くことで、これだけかっこいい人なんだから「彼女がいないわけがない」と相手に思わせることができるため、なんとなく褒められたようなフワフワした気持ちになるかもしれません。
答える時は、相手の目をまっすぐに見て、上手に間をとりながら話すようにすると、より効果的です。
こちらもキャバ嬢がお客さんから受ける回数の多い質問かもしれません。
この場合、タレントや俳優の名前をあげるのも良いのですが、できれば「好きなタイプは?」と聞いたお客さんも「好きなタイプに含まれる」ような答え方をするとベストです。
1.お客さんが独身
お客さんが独身の場合、「絶対浮気をしない人」「私に対して一途な人」と答えるのが良いかもしれません。
「もしも私のことが好きなら、お店に会いに来て」というニュアンスも含まれるため、次回以降の指名客になってくれるかもしれません。
2.お客さんが40歳以上の独身
お客さんが40歳以上で独身の場合、遊びが好きなために独身のままでいるパターンと、出会いにめぐまれなくて独身でいるパターンに分かれます。
このような場合には、「遊び方を知っている人(理解している人)」という答えを選ぶと良いでしょう。
これまで女性に縁がなくて独身だったという40歳以上のお客さんの場合、キャバ嬢に対して本気の恋愛をしてしまう可能性があるためです。中にはお店に婚姻届を持ってきたという例もあるとのこと。
そういう点を考慮して、一線を超えないようにしっかりと牽制しつつ、指名客になってもらうようにしましょう。40歳以上の独身男性の場合、経済的に充実している方も多いためです。
3.お客さんが既婚者
すでに既婚している男性のお客さんの場合、キャバクラは遊びの場と割り切って来ているため、「頼りがいがあって、包容力のある大人の人」と答えるのが良さそうです。
先述したようにキャバクラは擬似恋愛の場所でもあるのですが、何度も指名してくれるお客さんの中には、口説くことを目的としているため、もしも口説けないことがわかると、二度とお店に来てくれなくなります。
そのため、長くお客さんとして来てもらうために、タイミングを見計らって恋愛対象から友達という位置づけにしてもらうようにすることが大切です。
1.楽しい時間を過ごしてもらう
「結果的にセックスすることはできなかったけど、○○ちゃんと過ごす時間は楽しいし、かけがえのないものだ」と、気づいてもらうためにも、毎回心をこめて接客しましょう。
2.恋愛対象であるような、ないような
お客さんに来店してもらうためには、すぐに恋愛対象ではないと知らせるのではなく、恋愛対象であるような、ないようなといった曖昧な関係を維持するようにします。
3.大切な存在
「○○さんは、恋愛を抜きにしても、私の大切な存在」ということを、時間をかけて丁寧に伝えていきます。
自分のことを大切に思ってくれる女性のことは、たとえ自分が恋愛対象でなくなったとしても、応援したくなるものです。
「彼氏いるの?」に対するデキるキャバ嬢のベストアンサーは、「彼氏はいない、もし彼氏がいたらキャバクラで働くことはないですよ。だって、○○さんの彼女がキャバクラで働いていたらどう思いますか?嫌じゃありませんか?」です。
そしてその後には必ず、「○○さん彼女いますよね」と質問返しをするのを忘れないようにするのがポイントです。