キャバクラは客商売である以上、様々なお客さんが来店します。
好みのお客さんや感じの良い人ばかりが来てくれれば、キャバ嬢のストレスもずいぶんと違ったものとなるのでしょうけど、実際には「困ったちゃん」なお客さんもずいぶんといるようです。
ストレス社会のせいなのか、意外に多いのがこのタイプです。
なんだかよくわからない理由で絡まれて、なんだかよくわからないうちに、お説教が始まり、席についている間はずっと責められます。何も悪いことをしたわけでもないのに。
このタイプの対処法は、「ひたすら話を聞く」それ以外にありません。
相手を刺激しないように、嵐が過ぎるのを待つように、笑顔で耐えるのが一番のようです。もしかしたら次回に指名がもらえるかもしれません。
キャバクラは風俗ではないので、基本的にはおさわり厳禁です。
目に余るようならスタッフに止めてもらう方法もありますが、スタッフの死角をついておさわりをしてくるパターンが多く、露骨に嫌がるわけにもいかないので、困りものです。
そしてついに腰に手を回すようになったら、ここからはエスカレートする危険性が高まります。
こうしたお客さんに対しては、両手をしっかりと握ってしまうのが一番です。
さすがに手を握っていれば、触ることはできませんからね。
お店に来ない時点でお客さんではないような感じがしますが、何回かお店に来た後に、外で会いたがる人は、案外多いようです。
確かにキャバクラはそれなりに金額を支払う必要があるので、居酒屋やカフェで会える方が安上がりですし、そうしたい気持ちも理解できなくはありません。
ただ、お店に来てくれるお客さんなのですから、1セットだけでも来てもらえるように誘導することが対処法かもしれません。
キャバクラに来てキャバ嬢としゃべらないというのは、「何しに来ているんだろう?」という感じもしますが、そこはお客さんの興味のあるネタを探したり、粘り強く話を聞いていくようにすると良いかもしれません。
中には、普段は無口なのに、自分の得意な分野になると雄弁になるタイプも存在します。
「人は見た目が9割」という言葉もあるように、見た目の印象は大切な要素なのですが、清潔にするというのは、誰もが最初にできることのひとつです。
とはいえ、中には清潔感というものにまったく関心を持たないようなタイプもいるわけでして、キャバ嬢としても、直接注意することができないのが辛いところです。
時間をかけて、「私はタレントの○○くんや、俳優の○○さんのような清潔感のあるタイプが好みなんだ」ということを伝えていくことが、対処法かもしれません。
シモネタは、苦手な人にとってはとことん苦手なジャンルかもしれません。
シモネタはコミュニケーションの取っ掛かりになりやすい反面、ドン引きされる可能性もあります。
シモネタが苦手なキャバ嬢の場合は、笑顔で聞き流すようにしましょう。
猫や犬などの可愛いものを思い浮かべると我慢しやすいかもしれません。
シモネタが得意なキャバ嬢の場合は、どんどん乗っかって、盛り上げましょう。
次回は指名がもらえるかもしれません。
どんな男性にも、程度の差はあれど、ナルシストな部分があるのですが、その中でも特に自慢話や武勇伝が大好きなナルシストなお客さんが存在します。
このタイプの対処法は、それほど面白みのない話でも、「すごい!」「素敵!」とヨイショしまくることです。
気分良く喋ってくれながら、お金も使ってくれるようになれば完璧です。
そもそも節約をしているのであれば、キャバクラに来ないほうが良さそうな感じもしますが、このタイプはいかにお金を使わずに、女の子と仲良くなるか?という、悪い意味でのコストパフォーマンス主義と言えるかもしれません。
お店に来るつもりもないのに、営業中に電話をかけてきたり、ようやく来店したかと思えば、ドリンク1杯の注文も躊躇し、いかに安く飲めるか?をキャバ嬢に披露する(自慢する)ので、売上の点でも困りもののお客さんでしょう。
もともとお酒を飲むこと自体は好きな場合が多いので、上手に誘導できれば常連客に成長する可能性もあります。
そのため、「お店の外では会えない」「お店で会いましょう」ということを根気強く伝えていくことが大切です。
「風俗に行けばいいのに…」というくらい、お客さんとして初めて来店したときから、「付き合おう」「ホテルに行こう」と口説き出すタイプです。
そのため、お店の外で会いたがるタイプになりやすい傾向もあります。
比較的20代や30代といった年代に多く、経済力もそれほどないため、指名客にしにくいタイプでもあります。
このタイプの対処法は、「友達のようになる」のが良いかもしれません。その前にお店に来なくなるかもししれませんが…。