キャバ嬢が意識するポイントの一つ「色気」。
セクシー系の色気から大人の女性の色気、可愛い色気など、色気にも種類がありますが、具体的に色気を出すためにはどんな努力や工夫が必要なのでしょうか?
キャバ嬢といえば、メイクも衣装もバッチリ決めて女性の魅力を最大限にアピールするイメージがありますよね。
ドレスや髪型、胸元や脚元の露出など、相手の反応を狙ってかもしだす色気はまさにキャバ嬢ならではの特権です。
しかしお客さんの中には、狙ってアピールする色気よりも、「どこかさりげないところに女性らしさや魅力を感じたい」という方もいます。
顔もスタイルも平均以上の美女が、自分の魅力をガンガンにアピールしてきた場合、「分かりやすすぎて逆に色気がない」と思うようです。
お客さんとの会話中やお出迎え、見送り、同伴やアフターなど、時と場所に関わらず、相手への気配りを忘れないように心がけてみてください。男性のお客さんなら、女性の優しさや気遣いの中に、ちょっとした女性の色気を感じるものです。
「癒してほしい」「気遣ってほしい」という気持ちを抱えて来店されるお客さんも多いですから、表情や体調を気遣ったり、相手の話を聞いてあげたりと、話をしっかりと聞く姿勢を持ちましょう。
100点満点の色気で迫っても、相手がドキっとするのはほんの一瞬です。時間とともに慣れてくると、色気だけでは左右されなくなります。
それよりも、「自分よりも年下なのに優しいなあ」「いい子だなあ」と心から思ってもらえるよう、思いやりの気持ちを大切
にしましょう。
相手への思いやりを持ちながら、さりげないスキンシップを行うようにすると、さらに好感度アップにつながります。
「ありがとう」「また来てね」と、ちょっとした会話の際に手を握ったり、肩や腕に触れたりしてみてください。
触れるという行為は、女性にとってはあまりピンとこないものですが、男性には嬉しいものです。
基本的には上半身へのタッチをメインにして、セクシーな印象を与える下半身エリア(腰やお尻など)へのタッチはほどほどに。
自分の持つ色気を上手にかもしだすには、会話の速度や言葉遣いにも注意が必要です。
楽しい時間を過ごせるよう、一生懸命に喋って盛り上げている嬢も多いのですが、あまりにも早口すぎると相手を急がせてしまい、「落ち着きがない=子どもっぽい」印象を与えてしまいます。
基本的にはお客さんの話を優先するスタンスで、「間」を大事にしながら喋るように工夫してみてください。相手の話は真剣な顔で聞き、落ち着きのある大人の対応を意識するようにします。
早口の方は、普段の3分の1程度にスピードダウンし、ところどころにブレーキをかけながら話をしてみてください。
男性は、落ち着きやゆとりのある女性に女性らしさを感じます。
テキパキとした仕草や、緊張・焦りからくるキビキビとした行動は色気を損なう原因となりますので、女性らしく見えるよう、ゆったりとした対応を心がけましょう。
大切なお客さんや初めてのお客さんを前にするとどうしても緊張してしまいますが、何度も深呼吸をして心を落ち着け、深く考えすぎないようにすれば、だんだんとゆとりのある対応ができるようになります。
緊張感が取れない方は、まずお店の空気感に体を慣らしていき、そこから余裕のある行動や対応を意識していきましょう。
自分自身の体のパーツをすべてチェックし、「周りから見てキレイに見える部分」を探してみてください。
手や爪、横顔、足首など、どこか一つでもキレイに見える部分があれば、そこが自然な色気をアピールするためのポイントになります。
重要なのは、「男性だけでなく女性から見てもキレイに見える」こと。家族や友達、女性の店員さん、キャストさんから「キレイだね~」と言われたパーツを思い出してみて、そこを重点的に磨いていきましょう。
顔全体やメイク、服装、髪型など、トータルでの美も研究していきたいところですが、自信のあるパーツを磨き上げていくのも色気を出すために欠かせない方法になります。
キャバ嬢にはいかにも女性的な色気をまとっているイメージがありますが、実際に来店されるお客さんの多くは、嬢に「女性らしい自然な色気」を求めています。
体を張りすぎて女性らしさを失わないよう、優しく穏やかな対応を心がけていきましょう。
見た目での色気の出し方は、服装やメイクに慣れてくるとある程度コントロールすることができます。
しかしだからといって、胸元や脚を強調しすぎても不健全ですし、色気を出そうとして必死になるとすぐにお客さんに見抜かれてしまいます。
色気はエロティックな魅力とはまったく違うものですので、不健全であってはなりません。
常にほどほどを心がけながら、下品にならないように注意していきましょう。