キャバ嬢としてキャバクラで働く場合、まずはお店に電話連絡をしてから面接をして、体験入店をするパターンが一般的です。
体験入店は本採用の前にお試しとして、実際にお客さん相手に接客してお仕事をすることでキャバ嬢として続けられるかどうかを審査するオーディションのようなものです。
ここでは、キャバクラの体験入店でチェックしておきたい5つのポイントについて紹介します。
まずは、体験入店の時給が求人広告と同じかどうかをチェックします。
お店によっては、ヘルプとしてキャストにつく体験入店にも関わらず、「お客さんを呼ぶことができた場合の金額」を、求人広告に掲載しているところもあるようです。
その次には、実際の手取り金額をチェックします。
キャバクラの給料は、源泉徴収や福利厚生などの名目で10%ほど差し引いた金額で支払われます。例えば時給が3000円だった場合、10%の300円を引いた金額の2700円が実際の手取り金額となります。
お店によっては、電車がなくなった後の送り代やドレスなどのレンタル費用やヘアメイクの代金が差し引かれるケースもあり、時給が5000円だったとしても実際の手取り金額が2000円~3000円となることも考えられます。
そういったことをしっかりと丁寧に説明してくれるかどうかというのも、大事なポイントとなるでしょう。
キャバクラはお店やお店のある地域ごとに客層が異なります。
キャバ嬢として実際に働く上で客層が自分の得意とするタイプであれば良いのですが、そうでない場合は精神的な負担が増してストレスとなったり、あるいはトラブルとなることも考えられるので、必ずチェックしておきたいポイントのひとつです。
例えば東京の六本木や新橋の場合、品の良い大人のお客さんが多い傾向があるため、そこで働くキャバ嬢も、落ち着きのある大人の雰囲気を持ったタイプが向いているかもしれま
せん。
そして渋谷や新宿の場合、少しくだけた感じのお客さんが集まる傾向があるので、キャバ嬢に求められるのは、ノリの良さや元気のあるタイプが向いているように思われます。(あくまでもイメージ上の話です…実際には多種多様なお客さんが来店します)
キャバ嬢としてお店のナンバーになったり、大きく稼ぐことを考えますと、やはり指名客が少ないよりも多い方が目標の実現の可能性が高まります。
すでに自分のお客さんをたくさん持っているキャバ嬢なら話は別ですが、そうでない場合はフリーのお客さんの来店が多いお店の方が、新規の指名を取りやすくなります。
結果的に指名料やドリンクバックが増えていき、給料にも反映するようになるのです。
キャバ嬢が気持ちよく働くためには、できる黒服の存在が不可欠です。
黒服の仕事は、ドリンクやフードを運ぶのはもちろんですが、キャストをお客さんにつけたり、お客さん同士で揉めていないか?とか、お客さんがおさわりなどをしないか?といったことを監視する役割があります。
どんな職場でも長く働くためには、円滑な人間関係が重要です。
キャバクラの場合ですと、キャスト同士がギスギスした険悪な状態だったり、謎の派閥やいじめがあるようですと、そのお店で長続きするのは難しくなるでしょう。
キャスト同士で優しく気遣ったり、慣れてない場合はわからないことを教えてくれたりするような関係を築くことができれば、お仕事が続けやすい環境と言えるかもしれません。
キャバクラの体験入店は、お店側からの審査と同時に、応募者側がお店の雰囲気をチェックする役割を果たしています。
面接から体験入店に進む時点で、お店側の基準はクリアしているのですが、中には、合格とならないケースもあります。
1.挨拶ができない
面接の時点で判明しそうなので、体験入店後にこの理由で落選することは少ないかもしれませんが、苦手なタイプのお客さんへの接客の時に無意識のうちにやってしまうのかもしれません。
2.お客さんとトラブル
お客さんの方に問題があることもありますが、接客の時にお客さんを怒らせてしまったとなると、採用は厳しくなるかもしれません。
3.お店の雰囲気に合っていない
運やめぐり合わせの部分もありそうですが、お店側が求めているキャストのイメージと合っていない場合は、採用を見送られることもあるようです。
4.経験者を採用したい
お店の状況によっては、経験者もしくは将来的に光るものを持っているような女の子を採用したいということも考えられます。すでにキャストの人員が足りている場合に起こりやすいかもしれません。
キャバクラの体験入店でチェックしておきたい5つのポイントは、給料システムと客層のチェックに、フリーのお客さんが多いかどうか?や、黒服の対応、そしてキャストの質です。
キャバ嬢として楽しく働くためにも大事なことなので、しっかりチェックしておきましょう。