キャバ嬢がお客さんのお相手をするとき、「もっと君と一緒にいたい」と思ってもらうために、さまざまな努力や工夫をしています。外見や見た目を美しく着飾っても、相手は3日程度で見慣れてしまい、飽きられてしまうと言われています。
しかし、何年経っても飽きられず、むしろもっとデートしたい、独占したい!と思わせるもの…それが、相手の心の中を見抜きながら、上手に距離感を取っていく「心理テクニック」なのです。
今回はその心理テクニックについて、特に効果的な5つの方法を中心に見ていきたいと思います。
腹八分目というのは、食事や飲みものだけに限ったことではありません。どんなにささいなことでも、盛り上がってきた頃に終わるのが、楽しい時間を長引かせるテクニックになります。
話が盛り上がって、楽しい時間が過ぎていく…、そこがピークになりますので、その直前あたりでお開きにすると、「もう終わっちゃったのか」「また今度、楽しい時間を過ごしたいな」と、心地良い余韻が残ります。
相手が話に夢中になっていたり、お酒を一定のペースで飲み続けている(極端にペースが落ちていない)時には、まさに腹八分目の状態です。
お客さんとお店で過ごす時間もそうですが、同伴やアフター、店外デートの際にもこの腹八分目を意識してみてください。
心を持つ生き物である人間にとって、もっとも大切な心理が「自己肯定感」と呼ばれるものです。
自分が自分自身を積極的に認め、否定をしない状態。「私は私なんだ」「私が私であっていいんだ」という気持ちですが、この肯定感が低い人は、他人に認められて、自分を肯定しようとします。
たとえば、自分には価値がない…認めてもらえない…というネガティブな気持ちを抱く人は、自己肯定感の少ない人です。そんな人が、自分をおもてなししてくれるキャバクラにやってきて、チヤホヤされて褒められれば、「今日も頑張ろう」という気持ちになるものです。
ですから、自己肯定感レベルの低いお客さんには、徹底しておもてなし&持ち上げる姿勢を貫きましょう。お客さんにとって、自分を認めてくれて、自分の生きる意味を見つけてくれる相手になっていきましょう。
第一印象は、コミュニケーションをする際に重要なポイントになります。友達同士や恋人同士でも、初めて会った時はお互いに他人であり、第一印象をもって相手を判断していす。
この第一印象を重視するなら、初めてご来店されたお客さんには、できるだけ「良さそうな子だな」「話しやすそうな印象だな」と思ってもらえるようにします。
相手が引くほど髪の毛を盛ったり、周りがびっくりするほどの厚化粧や露出などは控え、「一見普通の女の子だけれど、中身は気が利く明るいキャバ嬢」というスタイルに近づけていきましょう。
次に、普段お客さんがとっている行動によって、相手の心理状態を掴む方法を紹介していきます。
腕や足を組むという行為は、警戒心が高まっている際にみられる行動です。何かを考えているというより、何かに対して防衛反応を向けている状態とも考えられます。
この場合、かなりのストレスを抱えている可能性がありますので、話しかける際には相手を気遣うように意識してみてください。
男性に多い「あごを触る」というしぐさは、心理的にはプライドが高い証拠です。「俺はできるんだ」という気持ちをアピールしたいのかもしれません。
何かを話していたり、こちらから質問をしている時に、あごを触っていた時は、相手より上手に出ないように言動を控えめに抑えていきましょう。
いつもよりも声が大きい時は、特に自信に溢れているサインです。何か良いことがあったか、自信が持てるようなことがあったのかもしれません。
もしくは、まったく自信がないor自信をなくしかけている時に、「俺には自信がある!」と思い込ませたい場合もあります。
基本的にキャバクラのお客さんはすべて男性です。男性は、嬢の普段の行動や言動をチェックしつつも、「どこか変わったところはないかな」と、いつもと違う部分についても注目しています。
そこで、ちょっとしたギャップとして「目線」を送る回数を増やしてみたり、いつもより少し「距離」を近づける工夫をしてみてください。最初はお客さん自身動揺するのですが、「もしかして脈アリのサインかな…?」と考え、さらに嬢のことを意識するようになります。
いかがでしたか?人間にはそれぞれ心に隠している心理というものがあり、普段それを人に見せることはありません。
しかしちょっとしたタイミングで心の中が行動や動作に現れてしまうことがあり、キャバ嬢はそこを敏感にキャッチして、相手のニーズをつかんでいます。
ぜひ5つの心理テクニックを参考にして、お客さんのハートをガッチリとつかんでみてくださいね!