キャバ嬢の悩みの一つとして多くあげられているのが、「お肌のコンディション」です。
基本的にキャバクラは夜のお仕事で、深夜~朝まで起きていることも多く、自然に夜型の生活になってしまいます。
人間は本来、夜がくると自然に眠りにつくべきもの。夜型生活を繰り返していると、どうしてもお肌が荒れやすくなります。生理前や生理中、妊娠中、出産後などホルモンバランスが乱れやすい時期には特にお肌の調子が乱れやすくなるので、こまめなスキンケアを習慣にして、キレイなお肌をキープし
ていきましょう。
それでは、具体的にどのような事に注意してスキンケアを行えば良いのでしょうか?
バッチリメイクをした顔のままで眠ると、顔の毛穴が塞がってしまい、肌の入れ替えがスムーズに行われなくなります。
人間の肌は毎日少しずつ新しい皮膚に入れ替わっているので、クレンジングはいつも丁寧に。その後はたっぷりの泡で洗顔をして、余分な皮脂や汚れを落とします。洗顔の後は、お肌の上から潤いがすべてなくなっている状態です。
顔を洗ってそのまま放置していると、潤い成分がないカサカサとした肌になってしまいますので、たっぷりと化粧水をつけて、乾燥する部分には乳液やローションをつけましょう。(クリームでもOK)
潤いのあるお肌をキープするためには、顔に塗るスキンケア製品の順番も大切です。まず顔全体を保湿するために化粧水をつけて、その後で乾燥した部分にピンポイントで乳液(ローションもしくはクリームもOK)を塗ります。
乳液やクリームを先にしてしまうと、油分が多いお肌になってしまいますので、最初は必ず化粧水を使いましょう。
オールインワンジェルなど、1本でいくつものスキンケアができる製品は、洗顔後にそのままつけても問題ありません。
化粧水は塗った後すぐに乾いてしまうので、乾燥肌の方は乳液やクリームも併用したいところです。
ただしニキビや吹き出物などが出ている部分には、油分を多く含むものは塗らない方が良いので、もう一度化粧水を塗るか、顔全体を保湿するパックを使うと良いでしょう。
シートタイプのパックのほかにも、コットンに化粧水を染みこませて顔に当てる簡単なパックもおすすめです。
お店ではエアコンなどの空調の関係で、知らないうちに乾燥肌になっている場合があります。
勤務中にスキンケアをするわけにはいきませんが、トイレに立ったときに軽くミストでお肌を潤したり、乾燥が気になる部分に乳液やクリームを軽く塗るなどして、対処すると良いでしょう。
空調の近くや真下に座らない、できるだけ暖かい場所を選んで座る、加湿器を置いてもらう…など、お店でできる工夫もあります。乾燥肌が気になる場合はお店に相談してみるのも一つの方法です。
乾燥肌になる原因としては、空調の他にも「血行不良」の問題があげられます。露出の多い服装や空調の関係で体が冷えたり、元から低体温気味の方は、特に冷え性に注意が必要です。
血行不良になると、顔の奥にある毛細血管の血流が悪くなり、肌の新陳代謝が遅れて、古い角質が取れずにそのまま顔に残ってしまいます。血行不良は体の内側に原因があるので、循環を良くしなければお肌の質はなかなか改善されません。
血行不良を予防するためには、普段からこまめに体を動かしたり、温かいものを食べる(飲む)、体を冷やさないようにする、お風呂にゆっくりと浸かって体を温めるなど、生活習慣を見直すのが一番の方法です。
体の内側から血行不良を治すためには、体を温めるしょうがなどの食べ物を積極的に食べるようにしましょう。また、サウナやエステ、ストレッチ、マッサージ、ヨガなども血行不良対策に効果があります。
一番簡単な方法は入浴ですが、時間を見つけて軽い運動やマッサージに出かけてみるのも良さそうですね。
乾燥肌のうえにニキビや吹き出物までできてしまうと、自分ではなかなか対処することができません。スキンケアを頑張ってもお肌の調子が良くならないときは、エステのフェイシャルコースや、ニキビ専用のコースなど、プロの力を借りてみるのも一つの方法です。
フェイシャルマッサージでは、まず顔に溜まった老廃物を外に出し、しっかりと筋肉をほぐしてコリを失くします。血行を改善すると、お肌の質も良くなるので、夜型の生活で疲れた肌がどんどん改善していきます。
くすみやシミが気になる場合はホワイトニング、毛穴の詰まりが気になる方にはお顔の引き締めなど、悩みに応じたコースも用意されています。皮膚科と連携しながら施術を行っている病院やエステもありますので、お顔の悩みに合わせて、いろいろなコースを試してみても良いかもしれません。
キャバ嬢はお肌が命ですが、夜型の生活が変えられない以上、お肌のトラブルとは長く付き合っていかければなりません。
普段から健康に気を配りながら、体の外側と内側の両方にアプローチし、美肌を手に入れましょう。